OC外来(低用量ピル)

富松レディスクリニックは、女性の一生にたいへん有益な薬として、OC(低用量ピル)の普及を通じて、女性のQOL向上をめざしています。また、多くの方に利用していただきやすくするために、専用スペース「OC-L」を開設しています。

OC(低用量ピル)とは

平成11年より、日本でも低用量経口避妊薬(いわゆる低用量ピル)が解禁になり、当クリニックでも処方をしております。
以前は、月経不順などの治療に使われている中用量ホルモン剤(いわゆる中用量ピル)が経口避妊薬として使われていましたが、低用量ピルは更にホルモン量が少なく安全性が高く、長期間服用しても安心です。しかし、適切に使用いただくことが必要です。また、定期的な健康診断が重要です。

富松レディスクリニックでは年間約35,000シートを処方し安全・安心にピルを服用していただいています。
選ばれる理由
専用スペースで専門スタッフによる丁寧な説明
多くの種類から選べる
当クリニックでは、国内で販売されているほぼすべての11種類からセレクトしていただけます。
飲み方のアドバイスやトラブル対応ができる
専用ダイヤルを設置しています。
飲み忘れた時などの対処方法など、専門スタッフがおこたえいたします。

専用ダイヤル TEL.054-261-1116

低用量ピル専用スペース OC-L・TOMIMATSU女性医院

富松レディスクリニックでは、専用スペース「OC-L」を開設しております。
また2015年7月より、静岡駅近くに、OCの処方と女性の健康チェックを中心とした「TOMIMATSU女性医院」を開院いたしした。
通勤通学のとき、お買いもののときなど、お気軽にご来院いただけます。

OC専門スタッフは、富松レディスクリニック院長公認の「OCアドバイザー」。当クリニックで扱う11種類のOCそれぞれの特性を知りつくしたアドバイザーが、十分なカウンセリングの上、あなたに合ったOCをセレクトします。
いろいろなOCの中から、あなたに合うOCを、アドバイザーと一緒に選んでみませんか?ご相談をお待ちしています!!

低用量ピルは女性の味方

低用量ピルは安全・安心でメリットがたくさんあります!『ピルはコワイ!太る!』は迷信です。とってもメリットのある女性の味方のクスリです。

1.生理痛の緩和
  • 生理期間が短縮します(生理の日が短くなります。2~4日に短縮します)
  • 生理の量が減少します(貧血の治療にも効果があります)
  • 生理前のイライラが軽減します(PMSの治療効果が期待できます)
  • 生理痛が軽くなります。
  • 生理の日を自由にコントロールできます。
2.大人ニキビの改善
ホルモンのバランスが整います。ニキビ・多毛症に効果があります、特に男性ホルモンの産生と働きを抑制するため、「大人のニキビ」に効果があります。
3.安全な避妊方法
確実な避妊効果 99.8%以上のほぼ確実な避妊効果があります。
4.女性特有の病気への予防・がんの予防効果
子宮体ガン・卵巣ガン・大腸ガンの予防が報告されています。
5.乳房に対する効果
乳腺症の改善・乳腺の良性腫瘍の発生を抑制します。最近の研究では乳がんの発生は増加していません。
6.子宮内膜症への治療効果
子宮内膜症のもっとも副作用の少ない、安全な治療薬としての効果が期待できます。
使用開始に際して
  1. 1.問診-服用してはいけない方をチェックします。
  2. 2.検査-血圧、身長、体重測定を半年に1回行います。

処方料及び薬剤1ヵ月分で3,000円です。

おわかりにならないことがあれば、お気軽にご相談ください。

気になる副作用
  • 服用開始ごろには10人中1~2人の方に軽度の吐き気、頭痛など「つわり」のような症状が現れることがありますが、数日のうちにほとんどの方では症状が消失します。
  • 乳房が張ることがあります。生理の前になると乳房が張る経験をされたことはありませんか?同じような症状は1~2ヶ月つづくことがあります。特に異常というものではありません。
  • 不正出血があることも
    10人中1~2人に、服用1~2ヶ月の間では、少量の出血が起こることがあります。
  • 重大な副作用
血栓症
血管の中で血液が固まってしまって、血液が流れなく"血栓症"というものがもっとも危険な副作用と考えられます。数十万人に1人くらいの非常に稀な副作用です。
例えばタバコを1日に1箱吸う方は、すわない人に比べて5倍も血栓症のリスクが増えますが、低用量ピルの服用者では2倍にしかなりません。
低用量ピルを服用している女性では、血栓症、心筋梗塞、脳卒中になるリスクが少し高くなることが指摘されています。
しかし、低用量ピル服用者と比べて、妊婦さんの方が発症率の高いことが証明されています。それくらい安全な薬剤です。
※当クリニックでは充分に注意しながら安全に服用できるように定期的な面談、血圧の測定、必要に応じて血液検査を行っています。
服用できない方

35歳以上で1日15本以上喫煙する方には低用量ピルをお勧めできません。
先ほどの項目にある血栓症は、大抵、喫煙歴のある方に見られるものです。
しかし、こう考えたらどうでしょう?!
ピルの服用を考え出したことをきっかけにして禁煙すれば、タバコの害も無くなるしピルも服用できると、一石二鳥です。

緊急避妊薬・EC(Emergency Contraception)

緊急避妊法とは、「避妊できなかった」「避妊に失敗した」などの場合、緊急的に行う方法です。
緊急避妊薬(EC、モーニングアフターピル)と呼ばれるものは、OC(経口避妊薬)と同様なホルモン剤で、高い確率での妊娠阻止が可能といわれており(排卵前後の妊娠阻止率約80%・服用者全体で98%)、おおよその女性にとって有効で安全な方法です。

ノルレボ錠

日本で初めて承認を受けた緊急避妊薬です。
今回の緊急避妊薬「ノルレボ錠」は避妊効果が高く、性交後72時間以内に内服で良く、さらに副作用が少ないのが特徴です。
これまでの緊急避妊薬(ヤッペ法)は性交後72時間以内に2錠、その12時間後にさらに2錠内服しなければならなかったことと、吐き気などの副作用が強く出る人もいました。
2回目を飲み忘れて避妊効果が得られなかったり、副作用が強かったのですが、ノルレボ錠はとても飲みやすいお薬です。

「商品名:ノルレボ錠1.5mg(緊急避妊薬レボノルゲストレル)」

ECで妊娠を回避できたとしても、日常的に使用する避妊法としては、お勧めできません。 当クリニックでは、クリニック内もしくはOC-Lにて、低用量ピルのお話しをさせていただいております。より確実な避妊法を選択するためにも、どうぞお気軽にご相談ください。 また、緊急避妊薬を処方する際、初回の方に、ご本人に合うOCを無料で差し上げています。ぜひこのような機会にOCを使っていただければと思います。

緊急避妊薬は、処方料及び薬剤(OC1ヵ月分付き)で13,000円です。

子宮内避妊具(IUD)について

望まない妊娠を避けるいわゆる避妊は、人生にとって大きな問題です。それを解決する優れた方法のひとつが子宮内避妊具(IUD)です。
IUDとは、子宮の中に器具を入れて妊娠を避ける方法です。外来で簡単にできます。装着は、数分で終了し、ほとんど痛みもありません。抜去を希望される時も短時間で終わります。
子宮内にいれる器具のため、膣内には何もない状態ですから、セックスや夫婦関係にもまったく違和感はありません。2~3年挿入しておけますが、年に1回、子宮がん検診をかねて診察を受けることをおすすめします。
当クリニックでは2種類のIUDをご用意しております。

FD-1
30,000円
ミレーナ
70,000円