産科

当クリニックでは、2015年5月末をもって、分娩の取り扱いを停止いたしました。
現在は、妊娠の判定および21週までの妊婦健診を行なっております。

ご妊娠から、赤ちゃんの誕生までは280日という長い道のりです。喜びや期待に満たされる素晴らしい毎日であると同時に、初めての経験に不安を感じたり、とまどうこともあるでしょう。

出産予定日は…
最終月経第1日目から数えて約280日です。
超音波検査によってかなり正確に算出できるようになっています。
母子手帳について…
妊娠の診断確定時に妊娠届をお渡しします。母子健康手帳の申請をしてください。

妊娠判定

妊娠判定の検査内容
妊娠を確認するために行う主な検査は、尿検査と内診となります。内診とともに、超音波による検査も行います。
妊婦健診
妊娠21週まで実施いたします。12週以降は、毎回超音波検査にて推定体重、子宮頸管の測定(流産傾向がないか)、そして4D超音波診断を実施しています。
ご希望の分娩施設に責任をもってご紹介しております。

妊娠初期の検査

尿検査
妊娠中毒症や糖尿病を早期に発見するため、尿の中にタンパクや糖が出ていないかどうかを検査します。
血液型検査
血液型不適合の予測と、輸血の事態にそなえてABO式とRH式の検査を実施します。
貧血検査
貧血は流・早産の原因になることも。鉄欠乏性貧血を調べるため実施いたします。
血糖検査
妊娠性糖尿病を発見します。
風疹・トキソプラズマ抗体の検査
妊娠初期に胎児に感染し、先天異常を起こします。
梅毒検査
梅毒に感染しているかどうかを調べるもので、母子健康法により義務づけられています。
Hb抗原・抗体の検査
B型肝炎のウイルスを母親がもっている(キャリア)と、子どももキャリアになる確率が高くなります。そのうえキャリアの血液を介して他人に感染する恐れもあるため、母親のウイルス感染の有無を妊娠中期までに調べておきます。
HCV抗体の検査
C型肝炎ウイルスを母親が持っていると、胎児に感染することが稀にあります。また、母親自身に将来の肝臓病を引き起こす可能性があるため検査が必要です。
ATL抗体の検査
ATLとは、成人T細胞性白血病という病気のことですが、このウイルスをもっている人は、母乳を通じて子どもへ感染することがわかってきました。妊娠中に調べておくと出産後に安心して母乳を飲ませることができます。
HIV抗体の検査
いわゆる、エイズ検査です。母親、子ども双方の健康管理のために調べます。
間接クームステスト
出生後の赤ちゃんの黄疸の対応のためと、もし分娩時に母体出血が多いとき輸血をする際に血液不適合が起こらないかの予測のための検査です。
超音波断層法
胎児の生死や発育、多胎(双子以上)、胎盤の位置などがわかります。4D超音波を採用しています。ご希望の方にはビデオ録画も行なっております。

妊婦健診について

主治医を2人持ちませんか?
当クリニックでは、ゆっくりと妊婦健診、4D超音波検査を受診していただけます。
他院へ通院中の方も、もちろんお受けいたします。

胎児4D超音波外来

4D超音波外来とは、子宮内の赤ちゃんを立体感と動きのある4D画像で観察します。
通常の健診での超音波診断とは異なり、胎児の検査を目的としたものではございません。

出生前スクリーニング検査

当クリニックでは、染色体異常(ダウン症を中心として)をご心配の妊婦さまに対して、以下の方法でご案内しております。

  1. 1.出生前スクリーニング検査(トリプルマーカー、クアトロテスト)
  2. 2.新・出生前スクリーニング検査(母体血胎児染色体検査)
  3. 3.羊水染色体検査

ただし、当クリニックでは羊水染色体検査は実施しておりません。出生前スクリーニング検査の結果が基準値よりも低い方や羊水検査をご希望される方は、名古屋市立大学付属病院にご紹介いたします。

出生前スクリーニング検査(トリプルマーカー、クアトロテスト)とは

お生まれになる赤ちゃんの染色体異常の中で最も多いのがダウン症(21トミソリー)です。ダウン症については、以前より一部の妊婦さまを対象におなかの赤ちゃんの羊水を採取して検査する羊水染色体検査によって出生前診断(生まれる前の検査)が行われてきました。
しかし、羊水を取る時に、穿刺する針が赤ちゃんを傷つけたり、流産や早産を起こしたりする可能性があることが、大きな副作用です。
そのため、一般の妊婦さまにすべてに行うことは不可能でした。
アメリカでは、おなかの赤ちゃんがダウン症である危険性が高いのか低いのかを判定する血液検査が開発されました。これが、出生前スクリーニング検査です。
当クリニックでは、静岡市内でも早く取り入れ、平成8年より実施しています。妊娠15週から21週までの方が対象で、ご希望の方は、医師から説明をお受けになってから採血させていただきます。健康保険対象外ですから、料金は2万5千円です。結果は、1週間後に医師よりお話しさせていただきます。検査についての詳細は、お気軽におたずねください。

新・出生前スクリーニング検査(母体血胎児染色体検査)とは

母体の血液を用いて胎児の染色体を調べる遺伝学的検査です。流産リスクのある羊水検査等と異なり母体の採血のみで行えるので、「無侵襲的出生前遺伝学的検査(non-invasive prenatal genetic test); NIPT」と呼ばれています。
対象となる疾患は、ダウン症候群(21トリソミー)など染色体の数の変化を原因とする3つの疾患です。
この検査の精度は高いといわれていますが、母体年齢により精度は異なります。つまり、この検査の結果が陽性であっても実際は胎児の染色体に何ら問題がない場合が存在します。このため、検査で陽性と出た場合は確定診断のために羊水検査など侵襲的検査が必要となります。
母体と胎児にとって安全で簡便な検査なのですが、対象疾患や検査でわかることの限界、検査の方法や意義・結果の解 釈やその後の選択肢などをよく考えていただき、ご夫婦にとって有用と判断された上で検査を受けて頂くことが重要です。国内においては当面臨床研究の一環として行われ、一定の条件のもとに実施されています。
母体血胎児染色体検査の診察を希望される方は、当クリニックより名古屋市立大学付属病院へご紹介いたします。

妊娠とくすり

「妊娠しているとわからずにくすりを飲んでしまったけど赤ちゃんへの影響は?」、「持病でくすりを飲んでいるけど、このまま妊娠して赤ちゃんに何か影響があるのかしら?」など、妊娠とくすりについてお悩みはつきないものです。
厚生労働省の事業として「妊娠と薬情報センター」が設置されており、ご相談のある方は当クリニックより東京にある「国立成育医療センター」へご紹介をしております。
専用の問診表をご用意しておりますので、ご希望の方はご相談ください。

提携助産院

家庭訪問、妊婦健康相談、沐浴指導などを行います。どうぞ、ご相談ください。

提携助産院
Ami助産院
〒420-0886 静岡市葵区大岩1-4-30
TEL/FAX 054-247-1423
助産師  近藤亜美
嘱託医師 富松功光