避妊(低用量ピル・IUD・避妊インプラント)

避妊は、女性が自分の意思で取り入れられる時代へと変わっています。
低用量ピル(OC)や子宮内避妊具(IUD)、血栓症リスクの少ないミニピル、市販化により身近になりつつある緊急避妊薬など、方法はさまざまです。

さらに、静岡県内では導入している医療機関がまだ少ない「避妊インプラント」は、毎日飲む必要がなく、3年以上にわたり高い避妊効果が期待できる方法です。

自分に合った避妊について、まずはお気軽にご相談ください。
富松レディスクリニックが、あなたの安心をサポートします。

低用量ピル(OC)とは

平成11年(1999年)より、日本でも低用量経口避妊薬(いわゆる低用量ピル)が解禁になり、当クリニックでも処方をしております。
以前は、月経不順などの治療に使われている中用量ホルモン剤(いわゆる中用量ピル)が経口避妊薬として使われていましたが、低用量ピルは更にホルモン量が少なく安全性が高く、長期間服用しても安心です。しかし、適切に使用いただくことが必要です。また、定期的な健康診断が重要です。

富松レディスクリニックは、女性の一生にたいへん有益な薬として、OC(低用量ピル)の普及を通じて、女性のQOL向上をめざしています。また、多くの方に利用していただきやすくするために、専用スペース「OC-L」を開設しています。

富松レディスクリニックとTOMIMATSU女性医院を合わせて、年間約50,000シートを処方し安全・安心にピルを服用していただいています。
選ばれる理由
専用スペースで専門スタッフによる丁寧な説明
多くの種類から選べる
当クリニックでは、国内で販売されているほぼすべての11種類からセレクトしていただけます。
飲み方のアドバイスやトラブル対応ができる
専用ダイヤルを設置しています。
飲み忘れた時などの対処方法など、専門スタッフがおこたえいたします。

専用ダイヤル TEL.054-261-1116

低用量ピル専用スペース OC-L・TOMIMATSU女性医院

富松レディスクリニックでは、専用スペース「OC-L」を開設しております。
また平成27年(2015年)7月より、静岡駅近くに、OCの処方と女性の健康チェックを中心とした「TOMIMATSU女性医院」を開院しています。
通勤通学のとき、お買いもののときなど、お気軽にご来院いただけます。

OC専門スタッフは、富松レディスクリニック院長公認の「OCアドバイザー」。当クリニックで扱う11種類のOCそれぞれの特性を知りつくしたアドバイザーが、十分なカウンセリングの上、あなたに合ったOCをセレクトします。
いろいろなOCの中から、あなたに合うOCを、アドバイザーと一緒に選んでみませんか?ご相談をお待ちしています!!

低用量ピルは女性の味方

低用量ピルは安全・安心でメリットがたくさんあります!『ピルはコワイ!太る!』は迷信です。とってもメリットのある女性の味方のクスリです。

1.生理痛の緩和
  • 生理期間が短縮します(生理の日が短くなります。2~4日に短縮します)
  • 生理の量が減少します(貧血の治療にも効果があります)
  • 生理前のイライラが軽減します(PMSの治療効果が期待できます)
  • 生理痛が軽くなります。
  • 生理の日を自由にコントロールできます。
2.大人ニキビの改善
ホルモンのバランスが整います。ニキビ・多毛症に効果があります、特に男性ホルモンの産生と働きを抑制するため、「大人のニキビ」に効果があります。
3.安全な避妊方法
確実な避妊効果 99.8%以上のほぼ確実な避妊効果があります。
4.女性特有の病気への予防・がんの予防効果
子宮体ガン・卵巣ガン・大腸ガンの予防が報告されています。
5.乳房に対する効果
乳腺症の改善・乳腺の良性腫瘍の発生を抑制します。最近の研究では乳がんの発生は増加していません。
6.子宮内膜症への治療効果
子宮内膜症のもっとも副作用の少ない、安全な治療薬としての効果が期待できます。
使用開始に際して
  1. 1.問診-服用してはいけない方をチェックします。
  2. 2.検査-血圧、身長、体重測定を半年に1回行います。

処方料及び薬剤1ヵ月分で3,000円です。

おわかりにならないことがあれば、お気軽にご相談ください。

気になる副作用
  • 服用開始ごろには10人中1~2人の方に軽度の吐き気、頭痛など「つわり」のような症状が現れることがありますが、数日のうちにほとんどの方では症状が消失します。
  • 乳房が張ることがあります。生理の前になると乳房が張る経験をされたことはありませんか?同じような症状は1~2ヶ月つづくことがあります。特に異常というものではありません。
  • 不正出血があることも
    10人中1~2人に、服用1~2ヶ月の間では、少量の出血が起こることがあります。
  • 重大な副作用
血栓症
血管の中で血液が固まってしまって、血液が流れなく"血栓症"というものがもっとも危険な副作用と考えられます。数十万人に1人くらいの非常に稀な副作用です。
例えばタバコを1日に1箱吸う方は、すわない人に比べて5倍も血栓症のリスクが増えますが、低用量ピルの服用者では2倍にしかなりません。
低用量ピルを服用している女性では、血栓症、心筋梗塞、脳卒中になるリスクが少し高くなることが指摘されています。
しかし、低用量ピル服用者と比べて、妊婦さんの方が発症率の高いことが証明されています。それくらい安全な薬剤です。
※当クリニックでは充分に注意しながら安全に服用できるように定期的な面談、血圧の測定、必要に応じて血液検査を行っています。
服用できない方

35歳以上で1日15本以上喫煙する方には低用量ピルをお勧めできません。
先ほどの項目にある血栓症は、大抵、喫煙歴のある方に見られるものです。
しかし、こう考えたらどうでしょう?!
ピルの服用を考え出したことをきっかけにして禁煙すれば、タバコの害も無くなるしピルも服用できると、一石二鳥です。

ミニピル(スリンダ錠)

ミニピル(スリンダ錠)は、 低用量ピルのヤーズ、ヤーズフレックス、ドロエチ、アリッサに含まれる黄体ホルモンのドロスピレノンのみを含むプロゲスチン製剤で、ピルに含まれている「卵胞ホルモン(エストロゲン)」を含んでいない経口避妊薬のため、「ミニピル」または「POP」と呼ばれています。令和7年(2025年)1月時点で世界62カ国以上の承認実績があります。従来の低用量ピルに含まれるエストロゲンを含まないため、血栓症に対するリスクが少ないことが特徴です。
喫煙者、高血圧、肥満、脂質異常症、40歳以上、血栓症リスクがある女性など、これまでピルを飲めなかった人でも服用できるのが最大のメリットです。また、月経痛・PMS(月経前症候群)症状が緩和される可能性もあります。
当クリニックでは1シート28日分を3,000円(税込)で処方いたします。新薬ですが、自費診療のため、長期処方の制限がありません。
安全性と効果が高いお薬ですが、気になる事があればいつでもご相談ください。

主な特徴とメリット
  • 血栓症リスクが低い:
    エストロゲンを含まないため、血栓症の心配がほとんどありません。
  • 服用できる対象が広い:
    40歳以上の方、喫煙者、肥満の方、授乳中の方でも服用が可能です。
  • 生理トラブルの改善:
    月経痛(月経困難症)や過多月経、PMS(月経前症候群)の緩和に効果があります。
  • 高い避妊効果:
    毎日決まった時間に正しく服用することで、高い避妊効果を発揮します。
デメリットと注意点
  • 時間の厳守:
    種類によりますが、特に旧来のタイプは数時間の飲み忘れでも避妊効果が低下するため、毎日同じ時間に飲む必要があります。
  • 不正出血:
    服用開始から数ヵ月は、少量の出血(不正出血)が起こりやすい傾向があります。
  • 生理が止まる場合がある:
    排卵を抑制するため、生理が来なくなることがありますが、これは薬の作用によるもので健康上の問題はありません。
日本国内の状況

ミニピルは日本では長らく未承認でしたが、令和7年(2025年)6月より国内初としてあすか製薬の「スリンダ錠28」が発売されました。これにより、医療機関で処方を受けやすくなっています。

緊急避妊(EC Emergency Contraception)

緊急避妊法とは、「避妊できなかった」「避妊に失敗した」などの場合、緊急的に行う方法です。
緊急避妊薬(EC、モーニングアフターピル)と呼ばれるものは、OC(経口避妊薬)と同様なホルモン剤で、高い確率での妊娠阻止が可能といわれており(排卵前後の妊娠阻止率約80%・服用者全体で98%)、おおよその女性にとって有効で安全な方法です。

ノルレボ錠

日本で初めて承認を受けた緊急避妊薬です。
今回の緊急避妊薬「ノルレボ錠」は避妊効果が高く、性交後72時間以内に内服で良く、さらに副作用が少ないのが特徴です。
これまでの緊急避妊薬(ヤッペ法)は性交後72時間以内に2錠、その12時間後にさらに2錠内服しなければならなかったことと、吐き気などの副作用が強く出る人もいました。
2回目を飲み忘れて避妊効果が得られなかったり、副作用が強かったのですが、ノルレボ錠はとても飲みやすいお薬です。

「商品名:ノルレボ錠1.5mg(緊急避妊薬レボノルゲストレル)」

ECで妊娠を回避できたとしても、日常的に使用する避妊法としては、お勧めできません。 当クリニックでは、クリニック内もしくはOC-Lにて、低用量ピルのお話しをさせていただいております。より確実な避妊法を選択するためにも、どうぞお気軽にご相談ください。 また、緊急避妊薬を処方する際、初回の方に、ご本人に合うOCを無料で差し上げています。ぜひこのような機会にOCを使っていただければと思います。

緊急避妊薬は、処方料及び薬剤(OC1ヵ月分付き)で13,000円です。

子宮内避妊具(IUD)

望まない妊娠を避けるいわゆる避妊は、人生にとって大きな問題です。それを解決する優れた方法のひとつが子宮内避妊具(IUD)です。
IUDとは、子宮の中に器具を入れて妊娠を避ける方法です。外来で簡単にできます。装着は、数分で終了し、ほとんど痛みもありません。抜去を希望される時も短時間で終わります。
子宮内にいれる器具のため、膣内には何もない状態ですから、セックスや夫婦関係にもまったく違和感はありません。2~3年挿入しておけますが、年に1回、子宮がん検診をかねて診察を受けることをおすすめします。
当クリニックでは2種類のIUDをご用意しております。

FD-130,000円
ミレーナ70,000円

避妊(皮下)インプラント ネクスプラノン

避妊(皮下)インプラントとは、小さなやわらかい棒状の器具を二の腕の皮膚のすぐ下に埋め込むタイプの避妊方法です。
99%の高い避妊効果が約3年間発揮します。日本では未承認の薬剤ですが、アメリカやヨーロッパなど世界100ヵ国以上で使用され、WHOでもその効果が認められており、長期的な避妊法として世界的なトレンドとなっています。
また月経がほとんどなくなるので、避妊効果だけではなくPMS、月経痛の改善効果があります。

避妊インプラント「ネクスプラノン」とは?

避妊インプラントは複数の製品があり、挿入するロッド(細い棒状の器具)の本数や効果が製品によって異なります。富松レディスクリニックでは、高い避妊効果と安全性が認められているネクスプラノン(NEXPLANON)を採用しています。
ネクスプラノンは直径約2mmのスティック状をしており、それを腕の中に埋め込みます。
インプラントはX線とCTスキャンで挿入位置が特定できるため、抜去時の処置も容易です。

避妊インプラントを挿入すると、そこからプロゲスチン(黄体ホルモン)が放出され体内で作用し、妊娠を促す黄体形成ホルモン(LH)の分泌が抑制され高い避妊効果を得ます。
女性ホルモンの分泌がコントロールされることで、排卵が抑制されるだけでなく、子宮頸部の粘膜の粘度が低くなり、子宮内膜が薄くなることで着床しにくくなります。
なお、避妊インプラントを除去すれば徐々に元のホルモンバランスに戻り、妊娠可能な状態になります。

ネクスプラノン
避妊インプラント(ネクスプラノン)

避妊インプラントの挿入や除去方法

挿入方法

上腕の内側、二の腕の皮下に埋め込みます。
利き腕ではない方の腕の挿入部分に局所麻酔を行い、専用の挿入器具を用いて挿入します。

除去方法

避妊インプラントが正しい位置に挿入されているかを確認します。
挿入された側の腕を消毒して局所麻酔を行い、メスで皮膚を数ミリ程度切開し、埋め込まれていたインプラントを医療用器具で取り除きます。

  • ※挿入や抜去の処置は、医師である院長が実施します。
  • ※皮下とは、表皮と真皮の下にあり、主に脂肪からなる組織を指します。
皮下組織と腕への挿入場所
皮下組織と腕への挿入場所

避妊インプラントのメリットとデメリット

避妊インプラントは避妊効果が非常に高く、長期間にわたり効果がありメリットは大きいですが、薬剤である以上、頻度は少ないとは言えデメリットもあります。

メリット
  • 1.避妊効果が最高水準
    失敗率0.05%と、最も確実性の高い避妊法の一つです。
  • 2.持続期間が長い
    1回の挿入で約3年間効果が持続します。
  • 3.飲み忘れの心配がない
    低用量ピルのように毎日内服する必要がないため、飲み忘れの心配がありません。
  • 4.血栓症リスクなし
    プロゲスチン(黄体ホルモン)単独製剤のため、低用量ピルと異なり血栓症のリスクがありません。
  • 5.PMSや月経困難症の改善に期待大
    ホルモンが全身に安定供給されるため、月経前症候群(PMS)の緩和効果が高いです。
  • 6.処置が容易
    局所麻酔下で、約5分の簡単な処置で完了。子宮内の処置がないため出産経験のない方でも安心して使用できます。また、子宮内から気付かないうちに脱落することもありません。
デメリット
  • 1.不正出血の可能性
    最も多い副作用で、特に使用開始から数ヵ月は不規則な出血が見られる場合があります。
  • 2.副反応
    頭痛、乳房の張り、体重増加などのホルモン由来の副反応が生じる可能性があります。
  • 3.性感染症の予防はできない
    避妊インプラントは体内のホルモンバランスを調節する役割のため、体外から侵入する性感染症の原因となる細菌などから身体を守る効果はありません。性感染症の予防にはコンドームを使用することをおすすめします。

費用(税込)

避妊インプラント挿入費66,000円
抜去費用(当クリニック挿入の方)16,500円
抜去費用(他施設挿入の方)33,000円

※上記費用とは別に、初診料1,650円あるいは再診料880円がかかります。

日本の医療広告ガイドラインに基づく情報
  • 正式製品名:
    ネクスプラノン(Inplanon NXT®)
  • 製造元/承認:
    ORGANON社製。米国FDA(食品医薬品局)の承認を受けています。
  • 国内承認状況:
    日本国内では未承認の医薬品です。
  • 入手経路:
    当クリニック医師が、個人の責任において輸入業者より入手しています(個人輸入)。
  • 国内承認薬の有無:
    同一の性能を有する国内承認薬は存在しません。
  • 重大なリスク:
    重大なリスクはありませんが、使用にあたっては、国内承認薬と異なる副作用(主に不正出血パターン)が生じる可能性があります。国内承認薬の有無を含め、詳細な情報とリスクについて、事前に書面で十分にご説明いたします。