富松レディスクリニックが院内処方にこだわる理由
診察を受けたその場でお薬をお渡しする仕組みを「院内処方」、医療機関で処方箋だけを受け取り、別途調剤薬局へ行って薬を受け取る方式を「院外処方」と呼びます。
現在は院外処方が主流になってきていますが、実は患者さまのご負担という点では院内処方のほうが有利な場合が多いのです。
同じ薬を受け取る場合でも、調剤薬局での受け取りには処方箋料や各種手数料が加算され、結果として支払額が高くなりやすい傾向があります。医療機関で直接お薬をお渡しするほうが、追加の費用が抑えられるため、患者さまにとっては経済的なメリットが大きいのです。
一方で、医療機関側から見れば、院外処方に切り替えることで調剤に必要なスタッフの確保や薬剤の在庫管理といった業務負担を減らせるため、確かに効率面での利点はあります。
しかし、患者さまの費用負担や受診後の手間を考えると、院内で薬を受け取れる環境のほうがよりご安心いただけると私たちは考えています。
患者さまにとっての院内処方メリット
自己負担が抑えられる
院外処方では調剤薬局での手数料が院内の数倍になることが多く、結果として支払額が大きくなりがちです。院内処方ならこうした追加費用を抑えられ、より負担が軽くなります。
処方箋料が低く設定されている
院外処方では処方箋料が680円ですが、院内処方では420円と比較的安く、経済的なメリットがあります。
会計・受け取りが一度で完結する
診察後に薬局へ移動する必要がなく、会計もまとめて行えるため、移動の手間や待ち時間が減り、スムーズにお帰りいただけます。
医師がすぐ対応できる安心感
その場で医師と相談しながら、薬の変更や追加、日数の調整などにも柔軟に対応できるため、治療内容をより安心して決めていただけます。
患者さまにとっての院外処方デメリット
複数の医療機関から薬をもらっている場合には、薬剤師が飲み合わせを確認してくれるなど安全面のメリットはありますが、費用や手間の面では負担が増えやすいという面があります。
院内処方は、費用負担の軽減や会計の一体化、医師による迅速な対応ができるなど、患者さまにとって多くの利点があります。院外処方にも一定の安全性はあるものの、手間や追加費用を考えると負担が大きくなりがちです。少しでも患者さまのご負担を減らしたいという思いから、富松レディスクリニックとTOMIMATSU女性医院では院内処方を採用しています。
費用の比較
下記の表を比べていただくとお分かりいただけるように、院外処方の場合は調剤や服薬指導料に様々な費用が加わってしまうため、院内処方よりも患者さまの負担額が増えてしまいます。
| 院内処方 | 院外処方 | ||
| 処方せん料・処方料 | 420円 | 680円 | |
| 調剤基本料・調剤技術基本料 | 80円 | 400円 | |
| 調剤料 | 1週間 | 90円 | 350円 |
| 2週間 | 90円 | 630円 | |
| 3週間 | 90円 | 770円 | |
| 薬剤情報提供料・指導料・管理料 | 100円 | 150円 | |
| 服薬、副作用説明 | 0円 | 300円 | |
| 外来後発医薬品使用体制加算 | 40円 | 40円 | |
1ヵ月に2回通院される患者さまの例 (内服薬1種類 14日分処方)
院内処方
| 処方せん料・処方料 | 420円 |
|---|---|
| 調剤基本料 | 80円 |
| 調剤料 | 90円 |
| 外来後発医薬品使用体制加算 | 40円 |
| 薬剤情報提供料・指導料・管理料(1ヵ月に1回) | 100円 |
| 処方料合計 | 1,360円 |
3割負担緒場合の窓口支払い金額 = 1,360円×30% = 408円×2回 = 816円
院外処方
| 処方せん料・処方料 | 680円 |
|---|---|
| 調剤基本料 | 400円 |
| 調剤料 | 630円 |
| 薬剤情報提供料・指導料・管理料 | 150円 |
| 服薬・副作用説明 | 300円 |
| 外来後発医薬品使用体制加算 | 40円 |
| 処方料合計 | 4,400円 |
3割負担緒場合の窓口支払い金額 = 4,400円×30% = 1,320円×2回 = 2,640円
1ヵ月に1,800円強の差額が生じる場合があります。
- 上記の数字は一例であり、処方される薬の種類・数、処方日数、調剤内容、服薬指導の要否などによって変動します。
- 薬価(薬の費用)は、この表には含んでいないため、実際の支払総額は「上記費用項目+薬価」で決定します。
- 特に複数種類の薬や、分包、頓服、混合調剤などをともなう場合、院外処方では追加の手数料・加算が入り、差額がさらに大きくなることがあります。